【鉄印】平成筑豊鉄道とほうじょう温泉

朝4時台に家を出て、東京駅からエアポートバスで成田空港へ。
7時過ぎのジェットスター便で成田を発ち、9:10福岡着。

博多からは福北ゆたか線で直方へ……。

金曜の早朝から福岡までやってきたのには理由がある。

第3セクター40社の「鉄印」を集める旅。
本日目指すは「平成筑豊鉄道」。
こちらの鉄印は平日しか取り扱いがないため、今回の旅はここ最優先のスケジュール。

直方駅に到着。
平成筑豊鉄道の乗り場はJR駅から階段を下りた外にある。

平成筑豊鉄道直方駅
平成筑豊鉄道 運賃表

今日の目的は金田での鉄印帳記帳と、未乗区間の金田-行橋間の乗りつぶし。
行橋まで片道990円だから、1回でも途中下車するならフリーきっぷがトクになる。

平成筑豊鉄道のフリーきっぷは2種類。

ちくまるキップ ポスター

「ちくまるキップ」は大人1000円。
平成筑豊鉄道が乗り降り自由になる上、沿線にある温泉施設の入浴料無料の特典がついてくる。
今回はこれを使います!温泉どこ行こう……?

へい!ちくてつ1日フリーきっぷ

もう1種類はこれ。「へい!ちくてつ1日フリーきっぷ」
平成筑豊鉄道と筑豊電気鉄道が1日乗り放題。

ちなみに、どちらも土日祝にはきっぷ1枚につき小児1名が無料になりまっせ。

さて、ちくまる君が描かれている列車に乗ります。

なのはな号
車内

車内の様子。
ロングシートに、左右1対だけボックスシート。
このボックスシートは優先席です。

つり革
つり革
つり革には応援メッセージが!
車内広告
こういう車内広告好きよ
田園風景

車窓に田園風景を眺めて、まったりしているうちに金田着。
かねだ、ではなく、かなだ、です。

きっぷ売り場の窓口で鉄印を記帳して頂く。

窓口の上に描かれたトトロ
上になんかいるぞ。


金田駅には、ちくまるキップの特典対象施設の「ほうじょう温泉ふじ湯の里」がある。
記帳してもらいつつ、ほうじょう温泉に行きたいと言うと、もう駅前にバスがいますよ、と。
駅員さんに案内されて駅を出ると、「ふじ湯の里」のプレートが付いたマイクロバスがいる。
約10分でふじ湯の里に着いた。

ほうじょう温泉ふじ湯の里

ふじ湯の里はスーパー銭湯みたいな大型の温浴施設だった。
「福智山」と「大藤」の2つの浴場があり、男女日替わりになっている。
偶数日は「福智山」が女湯になっていた。
泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性 低張性温泉)。
内湯には源泉(ぬるい)と加温、立ち湯、座湯、寝湯。
露天風呂には歩行入浴用の丸いプールみたいな浴槽もあり、ご婦人が止まることなく何十周、延々とぐるぐる回っていた。もしかして、水流でもう止まれないんじゃないかとちょっと心配したほど。
ちょいと一人でぼんやりしたくて、一人用くらいのちょうどよいサイズの浴槽があると思って入ったら、温泉じゃない。ただの白湯だった。

金田駅 駅舎

温泉でサッパリした後は金田駅に戻り、未乗区間乗りつぶし!

田川伊田駅では8分の停車。

田川伊田駅 ホーム

綺麗に保存された木の屋根がノスタルジックなホームは、寅さん「幸福の青い鳥」の撮影地。
しあわせの蒼い鳥のモニュメント奥にあるのはマルシェのスペース。

階段

改札を出てみると、なんともオシャレモダンな駅舎だった。

田川伊田駅 駅舎
田川伊田駅

JRと平成筑豊鉄道は改札のところで分かれている。
内装も照明も全然雰囲気が違う。へいちく、秘密の通路みたいだ。

田川伊田駅 改札

田川伊田から先はローカル線の風情になる。

九州最古の木造駅舎、油須原駅。

油須原駅

夏目漱石「三四郎」の出身地、東犀川三四郎駅。

東犀川三四郎駅

雨の田園風景を眺めているうちに、行橋に到着です。

行橋駅

(2020.9.18)