2019春・青春18きっぷで関西旅②全線開業!おおさか東線

さんざ寄り道を楽しんだ後は、いよいよ今日の本命・おおさか東線へ向かう。

2019年3月16日全線開業!おおさか東線とは・・・

おおさか東線ポスター

おおさか東線は、淀川区の新大阪駅と八尾市の久宝寺駅を結ぶ、全長約20.2kmの路線。
2008年3月15日に放出ー久宝寺間の南区間が部分開業しており、のち11年を経て、2019年3月16日に新大阪ー放出の北区間が開業し、全線開業となった。
新規開業した新大阪ー放出間に新設された駅は「南吹田」「JR淡路」「城北公園通」「JR野江」の4駅。

南区間には既に乗っているので、今回は新規開業の北区間を目指してやってきた。
しかし都市圏の列車は旅情を愉しむ雰囲気ではないし、未乗区間は約11キロ、普通列車で16分では、乗りつぶしとしても手ごたえがない。うーむ。
そんなこんなで夜行列車に乗ったり京都で寄り道したりと華を添えてみたが、ついに本来の相手と対峙しなければならない。

1日4往復!直通快速乗車をねらう

おおさか東線普通列車は、新大阪と久宝寺を30分強で結ぶ。
そして今回の新区間開業に伴って、奈良から関西本線・おおさか東線を経由し新大阪までを60分弱で結ぶ直通快速が1日4往復設定されたのだ。
(ちなみに奈良ー大阪方面のアクセスで言えば大和路快速が1時間に数本あるから、大阪に直行するならこちらの方が利用頻度は高いだろう)

おおさか東線の直通快速は、平日は奈良発が朝4本、新大阪発が夕方4本で通勤向け。奈良発であれば早朝に乗らなければならないし、新大阪発では日が暮れて車窓が見えなくなってしまう。
それに対して土休日は奈良発・新大阪発ともに朝2本、夕方2本のバランスなので、観光目的にも利用しやすい設定となっている。

おおさか東線新規開業区間の乗りつぶしには、この直通快速を利用することにした。

京都 1433 → 奈良 1518 /奈良線 みやこ路快速 奈良行

まずは奈良へ。今日の宿は奈良に取ってある。
今回は旅程をかなり流動的にしており、おおさか東線も今日か明日のどちらかで乗れればいいや、といった感じだったので、奈良に宿泊していれば今日乗り逃しても明日リベンジが利くからだ。
それに、京都でも大阪でもどこで遊んでも遅くまで列車があるから帰るのに便利だし(列車さえあれば移動に何時間かかっても構わない18きっぷ利用者あるある)。

駅に着いたら、やっぱり雨だった。
直通快速は16:24奈良発なので、宿にチェックインして荷物置いて少しまったり。

いよいよ乗車・・・!

16時前くらいに宿を出ると、空が青く晴れていた。
なんだこの天気・・・ともあれ、未乗区間に乗る時は天気が良いに越したことはないので有難い。

奈良 1624 → 新大阪 1717 /直通快速 新大阪行

奈良駅ホームにて。2107M

方向幕を回しながら入線

207系7両。ロングシートで1時間弱。
初日という事もあってか、やはり自分含め記念乗車の人々が多いが、座れないほどではなく、景色もほどほどに見える。

前半の関西本線でまったりと楽しみ、久宝寺の先からおおさか東線に入ると快速運転の本領発揮!

はははは速えぇぇ…
ちょっとしたアトラクション並みの疾走感。地図を見ると、ああ、ここロングストレートなんですね…。

高井田中央あたりで落ち着き、放出で乗客が多少入れ替わって出発。
ここから先が未乗区間なのだが、直通快速は新駅には1コも止まらないので…窓の外を流れる新駅のホームを目視でやっと確認(駅名標が読めるか読めないかの速度)

車窓から見たJR野江駅ホーム

JR野江

車窓から見たJR淡路駅ホーム

JR淡路

・・・楽しいの?と言われると素直に頷けない。

17:17新大阪着。
新大阪駅のホームでは、久宝寺行の普通列車と並ぶ。

新大阪駅おおさか東線ホーム

久宝寺行普通列車の201系と並ぶ

 

将来は、建設中の北梅田駅(仮称)への乗り入れも視野に入れているとの事で、いずれまた、新大阪ー北梅田間に乗るためだけに来ることになるかもしれないと思うとちょっと頭を抱えてしまった。

(2019.3.16)