京都びわこドリーム号乗車記

大宮・池袋・横浜~大津・京都を1日1便運行する夜行バス、「京都びわこドリーム号」に乗車した。

基本情報

西武バスとJR西日本バスの共同運行。
1日1往復、夜行のみ。
●1号(大宮→京都)
●2号(京都→大宮)
車両は西武バスまたは西日本JRバス。3列独立シート、トイレ有。

時刻表と停留所

1号(下り)の時刻表(2019年9月現在)。池袋から京都までは、約10時間だ。

大宮営業所 21:20
大宮駅西口 21:30
池袋駅東口 22:10
YCAT(横浜) 23:15
米原駅西口 5:46
彦根駅前西口 6:01
八日市営業所 6:41
草津駅東口 7:16
南草津駅東口 7:25
大津駅前北口 7:46
京都駅烏丸口 8:17

関東から関西を結ぶ他の多くの夜行バスが池袋~京都間を7時間台で運行している事を考えると、びわこドリーム号はかなりのんびりめ。
滋賀県内の停留所の充実には目を見張るものがある。しかも、駅前など比較的アクセスのよい場所まで運んでくれる。

乗車券の購入方法

乗車券は各バス会社のチケットセンター、電話予約センター、インターネット予約のほか、旅行会社でも取り扱いがある。

予約は乗車日の前日の1カ月前から。9月18日に乗る場合は、8月17日から予約が可能。
JRなどの予約開始日より1日早いので、要注意。

インターネット予約は、「発車オーライネット」から予約できる。

(今回の購入方法)
インターネット予約、クレカ決済、モバイル乗車票を利用。「発車オーライネット」から予約を行い、代金の決済と乗車票の発行は「日本旅行高速バスぷらざ」というサイトで行う。あちこち飛ばされややこしい。
「日本旅行高速バスぷらざ」は、会員登録しなくても予約できる「かんたん予約」というシステムがある。今回は会員登録せず「かんたん予約」で予約した。
「かんたん予約」は、予約番号と電話番号を入力すると、予約管理画面にログインできる。そこからさらに「乗車票」を選ぶと表示されるモバイル乗車票が乗車券の代わりとなる。このモバイル乗車票は、表示しておいても少し経つとログアウトしてしまい、いざ提示するときに再度予約番号の入力を求められたりと、なかなか骨が折れた。

 

乗車レポート(池袋~米原)

今回は、池袋から米原まで乗車した。

バス停の発車案内

乗り場は、池袋駅東口の西武バス乗り場。連休前のためか、多くの人がバスを待っている。
多方面へのバスが発車するこのバス停では、男性スタッフ2名が次々入ってくるバスを捌いては送り出していた。
22:00発の大阪USJ行が発車したあと、しばし待つ。京都びわこドリーム1号の到着だ。

やってきたのはJRハイウェイバスの車両。

JRハイウェイバス

大きい荷物はトランクに積み込んでもらう。
降車地が遠い人は奥に、近い人は手前に置いてくれるので、下車時もスムーズだ。

モバイル乗車票を提示して乗り込む。モバイル乗車票は、画面に表示させたものを乗車時と降車時に見せるだけだ。
ちなみに、紙のチケットと、WEB乗車票をプリントアウトした物は、乗車時に「提示」し、降車時に「回収」となるようだ。

3列独立シート、トイレ付。
トイレは下り階段の先、半地下(?)にある。

階段の下にトイレ

 

座席にはブランケット、前ポケットにスリッパがある。
前座席の右下、アームレスト裏にドリンクホルダーがある。前の人がリクライニングを倒しても角度が変わらない。
自分の座席の右アームレスト下にはコンセントもある。
シートピッチが広く、リクライニングはかなりゆったり倒すことができる。

車内

 

23:15 YCATを発車後に行程案内のアナウンス。静岡県までは西武バスの運転手さんが担当する。

23:50-0:15 海老名SAで長めの休憩。ゆっくり見て回ったり買い食いしたりする時間があるのは嬉しい。連休前だからか、うまいもの横丁の屋台がまだ営業してる。(店によっては終了している所も)

うまいもの横丁

ポークもち
富士宮やきそば・かんぼこの屋台でポークもち380円を購入。
深夜の揚げ物はどうしてこうも魅惑的なのか。やはり脂っこいので後で胃にもたれるけど、やめられない。

海老名を出ると、完全消灯。

0309- 三ヶ日で運転手の交代が行われる。
西武バスの運転手さんが下車、代わりに西日本JRバスの運転手さんが乗ってくる。
なかなか珍しいイベントだ。鉄道のスイッチバック駅で運転士と車掌さんがホームを移動するようなのを想像してワクワクしたが、窓も運転席もカーテンが閉まってるので外の様子は分からず、ああドアが開いて人が動いたな、という程度だった。4分ほどで終了。

4:50-5:05 養老SAで休憩
入口からもう赤福推しである。中には他にも各地のお土産が充実。
フードコートのテレビでは「日本の話芸」上方落語が流れている。

「赤福」の文字が

フードコート

米原で寝過ごすのではないかという不安があったが、養老SAでの休憩で目が覚めたため無事に下車。

5:36 米原駅西口着

米原駅西口で降車

(2019.9.21)